マンションの豆知識
給湯器・温水洗浄便座の故障防止対策
新型コロナや世界的な電子部品の供給不足に伴い、昨年から給湯器や温水洗浄便座等が品薄になっています。給湯器メーカーによると、現在、生産ペースは戻りつつあるとのことですが、昨年の予約分を優先しているため、今から注文しても納品は4月~5月になる見通しです。貸出用の代替機も不足しているため、機器の故障予防対策を呼びかけています。
水回りの設備工事業者もお客様からの注文に即応できず、交換は数カ月待ちというケースも増えているため、日常生活への影響が心配されています。日頃のメンテナンス不足で部品の劣化が早まったりするため、異変を感じたら放置せず、すぐにご相談ください。
給湯器のチェックポイント
- 機器の外装①に焼けたような跡や異常な変色、サビ、穴あきはありませんか?
→ある場合には内部で不具合が起こっていることが考えられますのでご相談ください。 - 給気口や排気口、水抜き栓フィルター②にホコリやゴミが詰まっていませんか?
→不完全燃焼を起こす危険性があるので、掃除して取り除きましょう。 - 機器や配管から水漏れがないかも確認しましょう。
→水漏れを放置すると、水が電気系統に達して電源が入らなくなることもあります。
水漏れしていたらご相談ください。 - 運転中の機器から異常音が聞こえませんか。
→故障する前にご相談ください。 - 「温泉水・硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤」は、故障の原因になります。
→取扱説明書などで使える入浴剤か確認してお使いください。
温水洗浄便座のチェックポイント
- 掃除用洗剤に注意してください。
→酸・アルカリ性・塩素系洗剤、研磨剤入り洗剤、ベンジン・シンナー、業務用洗剤①は本体内の金属部分などを腐食させた り、本体や便座を傷めます。また掃除中は、便ふた・便座は 開けたままにしておきましょう。揮発性ガスにより本体を 傷める原因となります。 - 掃除道具に注意してください。
→水洗浄便座の多くは樹脂でできています。固いブラシ②で強くこすると傷がつき、傷がついた部分に汚れが入り込んで菌が繁殖しやすくなります。 - ノズル③はこまめに掃除しましょう。
→ノズルに汚れが溜まると水の出が悪くなったり、本体が動かくなったりする恐れがあります。