内閣府発表の令和元年版高齢社会白書によると、日本の総人口は、長期の人口減少過程に入っており、2029年に人口1億2千万人を下回った後も減少を続け、2053年には1億人を割って、2065年には8808万人になると推計されています。2018年10月1日現在の人口は1億2千644万人、65歳以上の高齢者人口は3千558万人、高齢化率28.1%、4人に1人が高齢者という社会になりました。今後も高齢化が進むと見込まれており、2040年には3人に1人が高齢者になると予想されています。
(2018年10月1日現在)
【総人口に対する高齢者の割合と今後の予想】
内閣府発表の令和元年版高齢社会白書より当社にて編集
国土交通省の調査によると、かつては“いずれマンションから住み替えたい”という人が多かったのですが、現在はマンションを“終の棲家”にするつもりであるという人が半数を超えています。マンションに暮らす世帯主の年齢は、1980年以前に建築されたマンションでは65歳以上という高齢世帯が半数を超えており、築年数の経過したマンションほど高齢者が多く暮らす傾向にあり、建物と居住者の“ふたつの老い”が進行しています。
“ふたつの老い”の進行によって懸念されるのは、マンションの維持・管理や修繕が適切に行われない、管理不全に陥るマンションが発生することです。「マンション管理に無関心な居住者が多い」「役員のなり手がいない」といった管理上の問題が多くなっているのが現状です。
遺言、相続、家族信託、リースバック、リバースモーゲージなどに関するご相談も受け付けております。必要により、当社顧問弁護士や司法書士等の専門家もご紹介いたします。
※自宅を担保にした融資制度の一種
80歳を超えても元気な高齢者は多いのですが、介護や医療などの点を重視して老後の住まいについて考える必要があります。
「住み替え」を視野に入れた方がよいのは、自己管理に自信のない人、持病がある人、自分で食事の管理ができない人、子どもがいない人、環境への適応力が遅い人などです。住み替え先としては、食事や入浴などの基本的生活サービスが一体的に提供される「ケアハウス(福祉施設)」や、「有料老人ホーム」などがありますが、2001年に制定された「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づく「サービス付き高齢者向け住宅」が、急速な伸びを見せています。緊急時や日々の安否確認に対応している賃貸住宅となっており、自分で責任を持って主体的に暮らしたいと考える人に適した住宅です。
今回は、ウイッツコミュニティ本店近くにある「サービス付き高齢者向け住宅【ディーフェスタ相模原】」を見学させていただきました。館内すべてバリアフリーの衛生的な設備提供は大和リビング、医療の連携は渕野辺総合病院、生活支援や介護サービスは株式会社ツクイが担当という万全サポートとなっており、「自由」と「安心」を兼ね備えている理想の住宅です。
114室あるお部屋のうち空いているのは現在14室ということでした。のびやかで充実したセカンドライフを送りたい方は、モデルルームを見学してみてはかがでしょうか。