くらしいきいき
暑い夏の節約術
年々暑さが厳しくなる中、暑さ対策とともに電気代にも頭を悩ませていませんか。在宅勤務・自粛生活といった、おうち時間が増えることと比例して増えるのが「電気代」「水道代」です。今回は暑い夏でも手軽に出来る節約術を紹介いたします。
- エアコン
- まず、夏の日中に一番電力を使っているエアコンの節電を考えてみましょう。
新型コロナウイルス感染予防対策として換気を行いつつ、なるべくエアコンの電気代を抑える運用についての実験結果(2020年/ダイキン工業)によると、
「エアコンのオン/オフを繰り返すと稼働時間は減るが、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、電気代は上がる」ので、「窓開け換気時はエアコンをつけっぱなしにするのが正解」。いったんエアコンをつけたら、こまめなオン/オフはしないでおきましょう。また、室外機の上や周囲に物を置かないようにすると、機械の働きの効率を高く保っておくことができます。
- トイレ
- 便座と温水洗浄は、真冬と同じ温度では高すぎます。不要ならば思い切って電源を抜くのも手ですし、温度を下げるのは必須です。
- 炊飯器
- 10時間保温するくらいであれば2回炊いた方がお得です。炊いて残ったご飯は冷まして冷凍。これを心がけるだけで、電気代の節約に役立ちます。
- 冷蔵庫
- 夏は食品の足が早いので、冷蔵庫をフル活用という人もいるかもしれません。冷蔵庫内に余裕があるのなら、設定温度を上げておくだけで節約につながります。ただし、冷凍庫の温度の上げ過ぎは、氷やアイスが溶けてしまうこともあるので気を付けましょう。
- 待機電力
- 家庭での待機電力は使用量の約4%を占めているので、使わなくてもよい電気はこの際、コンセントを抜いておきましょう。
ご家庭に合った節約方法をどんどん実施して、夏の電気代・水道代を最適化しましょう!
夏の日中(14時頃)の消費電力
出典:資源エネルギー庁「家庭の節電対策メニュー」(平成25年4月)
出典:資源エネルギー庁調べ
※これは定格消費電力の一例であり、実際の消費電力は、製品の種類、使用用法等により異なります。
節水シャワーヘッドで年間3千円の節約に
シャワーは15分程度で浴槽一杯分と同じくらいの量の水を使います。これを目安にシャワーのみか浴槽入浴かを考えると良いでしょう。
節水できるシャワーヘッドの使用もおすすめです。2000円以下で購入できるものもあり、手元に止水ボタンが付いているものなら、こまめにシャワーを止めることができます。シャワーを1日1分短縮するだけでも年間3000円程度の水道料金節約になります。