昨年から新型コロナや世界的な電子部品の供給不足により給湯器が品薄になっているため、機器の故障予防対策を呼びかけています。壊れてからではすぐに交換が出来ない状況のため、異変を感じたら放置せず状況を確認して対策をしましょう。10年以上ご使用の給湯器は早めに点検・注文のご予約をおすすめいたします。
マンション管理規約にも記載がありますが、給湯器は専有部分にあたります。給湯器はパイプスペースやベランダに設置されているため「共用部分になるんじゃないかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、給湯器は専有部分です。
経年により突然壊れたり、給湯器からの水漏れが発生することもあります。設置後10年を過ぎた給湯器をお使いの方は、給湯器交換について計画を立てておきましょう。
寒くなる11月からは、給湯器トラブルが急増するため業者の対応が遅れがちです。故障の症状が出る前に「調子が悪いな」と思った時点で専門業者に見てもらうことで「あとどのくらい使えそうか」「どの部分が悪いのか」等のアドバイスを参考に検討を進めることができます。
「お湯が全く出ない」「給湯器から水漏れしている」等、完全に給湯器が故障してしまった場合は生活に支障をきたすこともありますので、早い時期から給湯器のチェックをしておきましょう。
ウイッツコミュニティには、お部屋のクリーニングやリフォームの相談窓口として「面倒見課」があります。今回は給湯器についての質問に女性スタッフが回答いたします。
お湯を出した時、白く濁っていますが故障でしょうか。また、給湯器のリモコンがONの時、ガスは使っていますか? | |
水の中に含まれる空気が細かい気泡として混じっているので、白く見えるだけで故障ではありません。 リモコンの電源だけではガスを使用していませんので、ご安心ください。 | |
給湯器の寿命は10年というのは本当ですか? | |
10年を超えても故障せずに稼働しているものもあります。しかし「給湯器部品の供給期限は製造終了から10年」という各メーカーの方針があるため10年経過した給湯器は部品が無いため交換以外に手段がなくなってしまうことが平均寿命を10年にしている理由でもあります。 |
昨年より給湯器不足が騒がれている理由としては、新型コロナの影響でベトナムの工場が閉鎖され、ハーネスと呼ばれる部品の調達が困難となり、大手メーカーの生産量が減少しているためです。日本だけでは解決できない問題のため供給が追いつかない状況が続いています。
給湯器交換には液化石油ガス設備士などの資格が必要なので、原則DIYはできません。必ず資格を持った施工業者に依頼しましょう。給湯器がネットで安く買えるから自分で交換してみよう、という考えはとても危険です。ガス漏れを起こしたら、家族を命の危険にさらすことにもなりかねません。アフターサービスや保証内容が充実しているメーカーを選びましょう。