ドローンというと、「カメラ付きラジコン」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、近年は高性能カメラや各種センサー等を搭載したドローンが安価に購入できるようになりました。
軽量で安定した飛行が可能となっているため、建築・土木分野やインフラ点検、農業の薬剤散布等にも広く活躍しており、ラジコンとは無縁だった人々が業務のために操縦を学んでいます。
地上から上空150mまでの空間を有効活用する「空の産業革命」が始まろうとしています。
アメリカなど一部の国では既に、Amazonの宅配やピザのデリバリーなど、ドローンによる無人配送が実用化されています。日本でも来年の航空法の法改正※によってそれらが可能となります。宅配便を積んだドローンが飛び交う、そんな未来がすぐそこまで来ています。
災害時のドローン利用の可能性も広がっています。台風や地震などで道路や鉄道の交通網が断たれた際、ドローンを飛ばして安全かつ迅速に被害状況や被災者の安否確認が可能です。
ドローンは他の航空機と比べて飛行高度が低く、撮影する映像の解像度が高いこと、また赤外線カメラ等を搭載している機体もあり、行方不明者の捜索での活躍も期待されます。実際に、ドローンによる捜索で救助された人数は、昨年末時点で世界累計500人を超えています。
ウイッツでも、建物調査等へのドローン活用を進めています。
ドローンを活用することで、ゴンドラや足場を組んで行う作業が不要となり、人が入れないような狭くて暗い危険な場所の撮影も可能になるため、作業員の安全と作業の効率化にもつながります。
今後ドローンの操縦ができるスタッフを増やすことで、建物設備のライフサイクルコストを低減し、さらにお客様の満足度を高めていけるサービスを展開してまいります。
今回、取材にご協力いただいた「ドローンラウンジ・ジュピター」は、誰でもドローンを身近に感じる事ができるカフェを併設したドローンスクールです。
最短2日で国交省認定ライセンスが取得できるコースが用意されており、ウイッツのスタッフも認定ライセンスを取得させていただきました。これにより、ドローンを合法的に屋外で飛ばすことが可能です。
ドローンに興味があって遊んでみたい、という方向けの入門コースや、ドローンレース体験が気軽に利用できる室内スペースも用意されています。
ドローンラウンジ・ジュピター」の川合代表は、2019年の台風災害現場で活躍するドローンを見て、その可能性を広げたいという想いで会社を設立し、ドローンを操縦できる人が身近にいる街づくりの実現と、災害支援を視野に入れた地域貢献を目指しています。
「カフェでは、老若男女問わず誰もがドローンに触れて楽しめるような居心地の良いお店づくりをされており、1品注文で無料ドローン体験ができたり、手軽なランチや美味しいデザート、ペットOKのテラス席も大好評。ドローンの操縦ができなくても、飛行の様子を見るだけで楽しめます。
Tel:042-707-9900
神奈川県相模原市中央区横山2-15-9
営業時間:11:30~19:30(受付19:00まで)
定休日:木曜日
アクセス:Google Map
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ドローン飛行を眺めながら美味しいカフェタイム
テラスはペットを連れて楽しめます